後宮毒花

あらすじ

皇太后さま（国王の母）が主催したお茶会で、皇太后さま本人がなんと毒殺されてしまった！いったいどうして！？
その上国王さまは事件現場にいた5人でこの事件の犯人を探せとか言い出しちゃって、わたしたちこれからどうしたらいいの？？

女の戦いが今、幕を開ける！　……かもしれない。

ハンドアウトテキストのみ、追加情報なしで遊ぶマーダーミステリーです。推理とRP、駆け引きをお手軽にお楽しみいただければと思います。

14歳。この国の幼き国母。この国に4家存在する公爵家に存在する唯一の姫。先王が早くに亡くなり、すわ内乱かとなった際にわずか3歳の彼女が嫁いだことでその動きを留めたことから現王の側近たちからは信頼を寄せられている。

18歳。皇妃ミレーヌの乳母の娘で、ミレーヌが産まれた時から彼女に仕えている。常に皇妃の側に控えていて、表情がまったく動かないことから「鉄壁侍女」などと陰では呼ばれている。

27歳。この国と敵国を同じくする雪深き王国から嫁いでいた姫君。王同士は対等な関係にあるため、あちらの王の妹である側妃のほうが皇妃よりも身分は上。この国の規則により側妃という扱いになっていることに不満を抱いている。

25歳。側妃リーリヤの専属騎士として母国よりついてきた女剣士。日頃口数が少ないのは貴族言葉が苦手だからであって、性格的にはよく喋る明るい女性。

28歳。皇妃のすぐあとに後宮に入れられたとある子爵家の娘。「皇妃以外に手を出さないための安全装置」としてここにいる。彼女自身も愛妾(あいしょう)の娘で、彼女の子が王になるということはありえない。