オカルト研には手を出すな!
オカルト研には手を出すな!
- プレイ人数: 3名
- プレイ時間: 80分
- 作者: 青鬼才
作者様による作品紹介コメント
〈コージーマダミスの金字塔シリーズ第2弾〉
ロールプレイだけでなく、推理もしっかりと創り込まれたシナリオをお探しの方に!
※シリーズ物(第一作:「Smoker's Panic」、第二作:「オカルト研には手を出すな!」、第三作:「闇に滴る」(ウズ未掲載))なので発表順にプレイすることを推奨しますが、順番通りでなくてもプレイ自体は可能です(前作の知識が必要、前作のネタバレを含むといったことはありません)
あらすじ
「で、これがその心霊写真?三日も徹夜して撮った?あ、それもカンするで」
「しかも今どきフィルムカメラって。気持ち悪いレベルのこだわりね。リーチ」
「へえ......それで、これ、お前が撮影したのか?あ、じゃあこっちもリーチっと」
「ロンですわ、中(ちゅん)のみ千点。......ええ、もちろんですわ、わたくしが苦労して撮った奇跡の一枚ですのよ。オカルトの歴史を一新する傑作であると胸を張って言えますわ。ほら、もっとよく見てくださいまし」
そう言われ、卓の中央に置かれた写真をのぞき込む三人。しかし、すぐさま虚を突かれたような声が響く。
「は、ロン?中(ちゅん)のみ?そこまで揃ってて?」
「あたしの三倍満四面(さんばいまんよんめん)待ちがそんなクソ手で......」
「私のドラ5単騎(たんき)......」
落胆する三人を見て、残る一人は愉快そうに笑う。「これこれ、これですわ。他人の高目を安手で流す瞬間こそ、このゲームにおける最高の愉悦(ゆえつ)ですのよ!」 三つのため息が重なる。
やってられないわ、とつぶやいて一人の女が席を立つまでそう時間はかからなかった。
「休憩よ、休憩。タバコ吸わせてちょうだい」
四人は去り、部屋は無人となる。
そして、彼女らが喫煙所から戻った時、すでに事件は起きていた。
先刻まで確かに雀卓(じゃんたく)の上にあった件の写真が、消えてなくなるという事件が──
キャラクター
星乃
理工学部物理学科理論物理学専攻。特定のサークルには所属していないが、持ち前の社交性で性別を問わず交友の幅が広い。喫煙者で、銘柄はセブンスター。
和穂
文学部英文学科所属。複数のサークル活動に加え、学園祭実行委員会としても活動する。喫煙者で、銘柄はピース。
希
文学部哲学科所属。軽音楽サークルでベースを担当する。喫煙者で、銘柄はショートホープ。